🇺🇸 スタートアップで経験したシードからシリーズAの資金調達まで

シリーズAの資金調達

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シリーズAの資金調達をしました。USのスタートアップでシードラウンドから経験するのって結構貴重な経験かなって思ったので資金調達までどんな感じだったのか描いてみようと思います。

そもそもシードとかシリーズAとか何?

ググってもらった方が正確な情報が出てくると思うので詳しく知りたい人はググってください。 すっごい雑に言うとこんな感じです。

  • シードラウンド
    • アイディア段階での調達、そのアイディア良さそうじゃんって思ってもらったら投資してもらう感じ
  • シリーズA
    • ある程度動くものができて顧客も見込めそうじゃんって思ってもらって投資してもらう感じ

僕が入社した段階

で、シードラウンドの途中で僕は入社しました。1年3ヶ月くらい前。

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その時のプロダクトがどんな状況だったのかを説明すると、まだコアロジックのプロトタイプが出来ていたくらい。
ソースコードとかコミットログとか過去のテスト結果とか全部手元に有れば性能の出るモデルが作れることはわかったくらい。
そこからどうやってデータを集めるのか、そのモデルをどうやって実行してもらってどうやって結果を動かしてもらうのかとかから考え始めました。
簡単に言えばデータあれば性能出ることはわかったけどじゃぁそのデータってどうやって集めるの?と。
APIサーバ作ったり仕様考えたりもそうだし、データをどうやって持つのとか貯めるにしてもSaaSになるはずなのでデータ間のセキュリティも担保しなきゃいけないしとか、認証どうするとかそもそもインクリメントにデータ貯めて学習どうするんだとか
そこまで出来てWebinarとかやって「興味ある人はメールしてね」みたいな感じで募集をかけてそっからPMがSQL叩いてAPIトークン発行してメールで送るとか
それをカスタマーが自分でサインアップして自分でトークン発行したり出来るようにしたり、サイトから付加情報見れるようにしたり

正解は誰も知らないので何に注力するのか決めながら進んでいく感じでした。例えばDBは最後の砦だか最初から堅牢にセキュアになるように設計したり、逆にAPIサーバはデプロイ前のチェックを重厚にするよりエラー早期発見出来るようにしてすぐロールバック出来るようにしたり色々考えながら作って、作って運用して考えて変更してという感じで進んでました。っていうか今もそんな感じで進んでいます。

僕が感じたこと

とりあえず楽しい。やらなきゃいけない事はいくらでもあるのでその中から自分で取捨選択して方針決めていくのはやっぱり楽しい。何やっても基本的に0 -> 1になるので何かするたびに出来ることが増えるのは純粋にやっぱり面白い。今はやっと最低限の道具は揃った感じにはなった。でも勿論全部完璧なわけなくてガムテープでとりあえず補修してる的な部分もある。なので新しいカスタマーがデータを送ってきてくれるようになると想定してなかった事とか起きて水道管ゲームのあっちの水漏れ直したらこっちで水漏れしてみたいな感じで日々色々な問題に対応したりしている。

焦燥感は結構あった。シードラウンドは本当に調達した資金を食い潰しながら走っている状況でこれを経験するのは本当に初めてなので焦燥感は結構あった。昔所属してた会社で月数億単位で赤字とかは経験したことあるけど赤字でも売り上げがあるのとは全然違う感覚だった。赤字でも100円でも売り上げがあればあとはそれを拡大していけばどんどん収入増えるだろうけど、そもそも売り上げが何もないのでゼロをいくら掛けてもゼロにしかならない状態、なので早く売り上げを作れる状況まで持っていかなきゃいけないっていう焦りはずっとあった。まぁ、資金食い潰してるとか偉そうに言ってるけど別にどのくらい残ってるのかとか見てたわけではないので本当に個人的に感じてただけなんだけど。

あとは前にも描いたけど、英語はやっぱり苦労しているとか、同僚がみんな優秀で楽しいとかもあります。

そんなこんなで本題

そんな感じでシリーズAの資金調達をしたんだけどむしろここからが本当の勝負どころ!!!
で大変だけど楽しいこともいっぱいあると思ってます。そして人手も全然足りていない!!!
特に今はData Scientistが欲しいです!僕らのサービスのコアである機械学習部分の改善をしていける人を探しています!一緒に小さいベンチャーから世界にインパクトを与える仕事しませんか?楽しいのは保証します!!!

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